森 絵都 / 理論社(1998/07)
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『カラフル』という題名の意味

砕けたストーリーながら。。。

おしゃれに暗くなりすぎずに、でも大事なメッセージは心の奥にーーー
(冒頭より)
『死んだはずのぼくの魂が、ゆるゆるとどこか暗いところへ流されていると、いきなり見ずしらずの天使が行く手をさえぎって、
「おめでとうございます。抽選にあたりました!」
とまさに天使の笑顔をつくった。』
そしてその魂は1人の14歳の死んだばかりの男の子の体に入り、心配停止後10分後に再生し、みんなを驚かせる。
その男の子の生活を通して、自分の犯した罪を見つめなおす修行をするという。それを体にホームステイするという。
ホームステイ先の男の子の家庭環境は複雑だった。
作者、同年代…。
中学生の年代ってこんなんだったなぁ。
親の価値を否定したくって仕方なくって。
自分の存在価値を本来のものよりも高く考え、まるで水晶玉を通してみたかのように隅々までクリアに見つめてしまって。
今の私はこれを大人の目から読み捉え、親の立場になって読んだ。
主人公は、母親を結局一度も人間の女としては見られなかったなぁ。男の子だからかなぁ。父親はおいておいて、母親は絶対的に母親であるべきだったのだね。
ひろかの気持ちもすっごくよく分かる。
つらいだろうなぁ。
でもね、誰でも一度は通過する時期だと思うんだよね。
結局この話を通してもどの子も悩みを抱えていたでしょ。
この本、小学生高学年〜お薦めの本になってるみたいよ。
現代的な環境で、悩む子供たちになんらかの明るい一筋を見つけさせてくれるんじゃないかな。
テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌