獣の奏者 1巻から4巻 - 上橋 菜穂子

上橋 菜穂子
講談社
発売日:2009-08-11

どうにも避けようがなく、戦は近づいて来、クライマックスを迎える。
一晩で読んじゃった。スピード感があった。


<追記はネタバレを含む>
この四★、五つ★を多くつけられる獣の奏者。
私は天邪鬼だから、そこまでの感銘を受けなかった。
というより、これ、やっぱり子供の本なんだよね。

大人から見てツッコミどころかなりある話だったと思う。

本当に神と自分を信じていた真王のセイミヤ。えーー、って思っちゃったもんね。
これってば天皇制を参考にしたのぉ?!とも。
人間的に全然できていないセイミヤの言葉使いもなんだか不自然さを感じた。

一番突っ込みたいのはエリン。
子供を作ったのが一番のわがままと思った。
子供のジェシは、いつ子供らしくいられたんだろうか。
精神的にまだまだ子供で、愛情に飢えて、成長できずにいるだろうジェシが、
15歳で、大人になれ、と突如言われてしまった感があった。

エリン自体親とあんな別れ方をして大人になりきれない部分、
いつまでも母親を「どうして」と責めるような部分があったのではないか。
その「どうして」が解明された後でも、なおひたすら「どうして自分がいたのに」と
割り切れないでいたのではないか。
同じ事をエリンは自分がジェシに対ししようとしていることに気づかず、
うまいこと言い訳を言っているように感じた。

やっぱり子供用なのだよな、って思うのは、もう少し
つっこんだ人物像表現などがなかったのと、あまりにコミュニケーションにかける、
村同士街同士の人間関係。

遅い忠告。
なぜ霧の民は見続けていたのに、エリンにちゃんとした忠告をしなかったか。
破滅に向かっているのに助けなかったのか。
意地悪ー。

残った人々もこの霧の民も、リョザの人々も過去を忘れやすいようで、
教訓として過去を残せというのがメッセージ?!

中国と中東ら辺を思い浮かべながら読んだ。
カタカナの名前がどれも同じように聞こえ、国や人種が違うように感じなかった。
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